御言葉メール1052
2020年11月14日
あなたがたは私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。(創世記50章20節)
創世記37章と38章~50章の記述は、イスラエルの子ヨセフが中心となっている。
父に溺愛されたヨセフは、兄たちによってエジプトの地に奴隷として売られ、さらに主の妻の謀略によって監獄に入れられてしまう。
だが神は常にヨセフと共におられ、ヨセフは人々の好意を得た。
また、神によって夢を解き明かす知恵を与えられ、遂には王の夢を解き明かし、エジプトを治める大臣に任命される。
かくして王に夢で告げられた通り、エジプトは七年間の大豊作の後に、大飢饉に見舞われた。
周りの国々でも食糧が底をつき始めた。しかしエジプトには、ヨセフによって豊作の間に国中に貯蔵した食物が沢山あった。
諸国の民がエジプトに食糧を求めてやって来た。
イスラエルの息子たちも困窮し、食糧を求め、エジプトのヨセフのもとにやって来た。
こうしてヨセフは、自分を売り飛ばした兄たちと再会したのである。
ヨセフは兄たちを赦し、家族をエジプトに迎え入れ、兄たちの謀ったことは、神がヨセフを先にエジプトに遣わし、家族と、また多くの者たちの命が救われるための、神のご計画であったと述べる。
この出来事は次の書簡の出エジプト記につながり、さらに神の民イスラエルの歴史へと展開していく。
人間のはかりごとはいつでも、ずる賢しこくちっぽけだが、神のご計画は壮大で、そして最善である。まさに、感動的である。