御言葉メール1074
2021年4月17日
イスラエルは生い茂るぶどうの木。それは多くの実をつけた。実が増えるにしたがって祭壇の数を増やし、その地が豊かになるにしたがって石の柱を豊かにした。(ホセア書10章1節)
ここまでホセアは、イスラエルの罪を列挙し、神の審判が間近に迫っていることを伝えてきた。
イスラエルの罪の根幹にあるのは、偶像礼拝であった。
上記の御言葉が意味するところは、神の祝福によって領地を得、繁栄を手にしたイスラエルの民は、豊かになるほど祝福の基であるまことの神を棄て、当時カナン人が富国豊穣の神として礼拝していたバアル神のための祭壇を増やし、律法で禁じられている(申命記16章22節)石の柱(これもバアル神を表す)を立て、これらを拝んだのである。
その結果は歴史の示す通りであり、預言者たちが再三述べてきたことであった。
彼らの失敗から、私たちは多くを学ぶことができる。
私たちは事が自分の思い通りに進み、安泰であるときほど高慢になりやすい。あたかもそれが当たり前で、自分の努力や力によると勘違いしてしまっているなら、思い出さなければならない。全ての祝福の源は、神であるということを。