金沢聖書バプテスト教会

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御言葉メール1114

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御言葉メール1114

「人はみな草のよう。その栄えはみな野の花のようだ。主の息吹がその上に吹くと、草はしおれ、花は散る。まことに民は草だ。草はしおれ、花は散る。しかし、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ書40章6-8節)

イザヤが預言者として活動した時代、イスラエルは北王国と南王国に分裂していたが、ヒゼキヤの治世(BC 722年)北イスラエルは大国アッシリアによって滅ぼされてしまう。南王国ユダはなんとかその危機を脱するが、次に台頭するバビロンがユダの脅威となる。
アッシリアを滅ぼしたバビロンは、ユダにも侵攻し首都エルサレムを壊滅させ(BC 586年)、預言の通りユダの民は捕囚となった。
イザヤは先んじてバビロンからの解放、ユダの民の帰還、またエルサレムの神殿の再建を預言している(イザヤ44:28)。ペルシャの王キュロスがバビロンを倒し、ユダの民を解放することとなる(BC 538年)。それはイザヤが語ってから200年近く経った後に実現した。

ペルシャ、ギリシャ、ローマ…。国々の興亡は現代に至るまで繰り返されている。
どんなに栄えても、強く大きな国であっても、永遠に存在する国などない。
どんなに科学が発展し、技術が進歩しても、また多くのものを所有し、多くのことを為し遂げたとしても、人は人であって神にはなれない。あえて言うが、神にはなれないのである。
上記の御言葉は、21世紀の今も、私たちにただひとつの真理を伝えている。私たちが目にしている栄華とはそのようなものなのだ。

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