御言葉メール1121
2022年4月5日
「獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださった主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」第1サムエル17の37
ダビデとゴリアテの話は、日曜学校でも話しやすいお話の一つです。信仰が明快で、戦士の大男ゴリアテに対して小さいダビデが、一対一の勝負をするのです。しかもダビデは若く、羊を守るために動物と戦う事はあっても、人間と戦った事はありません。
そのダビデが、イスラエルとペリシテの戦争で、イスラエル軍が大男ゴリアテを非常に怖れているのを見、またゴリアテがイスラエルをそしっている事に強い衝撃を受けるのです。サウル王とイスラエルが、目の前のゴリアテしか見えず、そのためにただ恐れおののいているのに対して、ダビデの目は全く別の方へ向けられていました。
ダビデは、イスラエルをそしるペリシテはイスラエルの神をそしっていると考え、これは主の戦いであって、主が成されると、神だけに心を向けていたのです。戦いはあっけなく終わり、ダビデの勝利でした。
この世の戦いは力関係や人の思惑等で疲れ失望しますが、信仰の目で捉え直すと、主がなして下さる業を見る事ができる事を、ダビデを通して教えられます。