御言葉メール163
2006年2月22日
「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。」(詩篇23の4)
私達は、困った時、悩んだ時、人に相談する事もできますし、具体的な助けを求める事もできます。しかしそれでも人生には、人に相談して解決できない問題もあります。人によってそれはいろいろかもしれませんが、人に等しく訪れる死は、その最たるものではないでしょうか。
自分自身が経験した事のない将来への不安、恐れ。今までの生活の全てから自分一人だけいなくなる。生きている人がいて、自分だけそこから取り去られるーどれだけ多くの人が周りで見守ってくれていても、迫り来る死に対しては、自分で向き合わなければならない。今まで親しく交わってきた人と行動を共にできないのが死です。しかし死に臨んでなお、一人ではないと語りかけてくださる御声があるのです。詩篇の記者は、死に直面しても、わざわいを恐れないと言います。
それは、神が共にいてくださるからです。多くの物や人に囲まれている時、神が共にいてくださる事に関心を持つことができません。でも一人で歩む死の道で、一人ではないと知る事ができる平安。私は自分の終末を考え不安になる時、上記のみことばにすがります、共にいてくださるというこの約束こそ、不安の中で私を支えるのです。
御言葉メール163
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