御言葉メール169
2006年3月15日
「もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなたがたは今、『私たちは目が見える。』と言っています。あなたがたの罪は残るのです。」(ヨハネ9章41節)
「相棒」というテレビドラマの話ですが、節約倹約のカリスマ主婦が自分の夫を殺します。
何故か。活用できる物は徹底的に活用してムダを省き、節約と倹約に生きがいを覚える彼女の目には、家中の電気をつけっ放して、あれこれ飲み食いしながらテレビを見ている夫の姿は、一番ムダな存在にうつったのです。本来、いのちや家族を豊かにする手段である節約が、目的になってしまったのです。人間は自分や自分の考えを正しいと思い込む時、物事の本質が見えなくなるという愚かさに陥ります。ユダヤ人の宗教指導者達もそうでした。
旧約聖書に精通し、神に従っていると誇っていました。その誇りは、聖書の言葉どおりにこられたキリストを神と認めないばかりか暗殺を企てるほどでした。自分を正しいとし、そこに満足してイエスの言葉を神の言葉として認めないーこれは目は見えていても本当の正しさを知らない心の盲目状態です。しかし私たちが、神さまの光で照らされなければ一歩も歩めない、盲目の者であると知るならば幸いです。自分が正しくないと知る事こそ、真理を知る道であるからです。
御言葉メール169
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