御言葉メール829
2016年4月30日（記：斎藤文子）
「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから。」（第２列王記６の１６）
私は恐怖や不安が襲う時、「どうしたらいいだろう」と、オロオロします。そういう時、「大丈夫」、「心配ないよ」、という声をかけてもらうと、「そうかな」と、何となく安心します。
けれども、どんなに大丈夫だよと言われても、その言葉を信じられないほどの大きな問題に直面する時もあります。エリシャの召使は、朝起きて外を見た時、自分達が敵の軍隊に囲まれているのを見て驚き恐怖に襲われます。どうしたらよいでしょうか、と叫ぶ若い召使にエリシャは「恐れるな」と、答える。安心しなさい、とか自信を持てという事ではない。
見るべきものを見なさい、そうすれば、私達と共にいる者は軍隊よりもはるかに多いことがわかる、と。肉の目では見えない現実がある。私達は見えるところだけで何とはしゃぎ、落胆しながら生きている事でしょうか。しかし肉の目で見えるものを取り巻く目に見えないものを見る事ができた時、今の日常が全く違ったものになる事を私は教えられます。
エリシャが召使のためにとりなした時、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちているのを見ることができた。その様にキリストを信じる者は、現実の悲惨や八方ふさがりの中で、みことばと内なる聖霊によって、見えない現実が見える恵みの中に生きている事を感謝します。