御言葉メール1107
2021年12月11日
「主はサムエルに言われた。『民があなたに言うことは何であれ、それを聞き入れよ。なぜなら彼らは、あなたを拒んだのではなく、わたしが王として彼らを治めることを拒んだのだから。』第1サムエル8の7
この箇所はサムエルの息子たちの自堕落さの故に、サムエル一族の支配を受けたくないと、イスラエルの民がサムエルに詰め寄ります。問題はそれで終わらず、民は、周りの国と同じ様に、イスラエルにも王を立てて欲しいというのです。
その事を神に祈るサムエルに神が言われるのが冒頭の聖句です。私などは自分の子供達がキリスト者として生活していないのを思う度に、この箇所は悔いと猛省の箇所です。
しかし今回、この箇所を読んだ時、語弊を顧みずに言わせてもらえるなら、拒まれた神様の悲しさを覚えたのです。
イスラエルは神ご自身が治められる国でした。神こそ王です。それをイスラエルは、神が王の国ではなく、人間の王が治める国を求めたのです。
イスラエルはサムエルを拒んだのではなく、自分を拒んだ、と神は言われる。出エジプトから常に神を拒み、偶像を拝んできた、と。
私自身もイスラエルの様に、自分の思いを通そうとする時、神を拒む罪に陥っているかもしれない、と教えられます。しかし、聖霊の哀れみの中に赦しの恵みの中で気付かされる事を感謝します。