御言葉メール 64
2005年3月12日
「人から出るもの、これが、人を汚すのです。内側から、即ち、人の心からでて来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。」(マルコ7の20−23)
私は信仰をもってから、自分の思い、考えがいちいち気になった事がありました。仲の良い友達の成績が上がる時、妬ましく思う心、どうしてこんな家に育ったのかと、家族に嫌気がさす自分、そういう心に上ってくる思いを何とか自分で変えようと試み、自分で罪を犯さないように努力したのです。
しかしそれはとてもしんどい作業で、もぐらたたきの様に、たたいてもたたいても怒り、妬み憎しみは湧いてくるのです。そういう時に冒頭のみことばを読んで、人の内側からでてくるリストに目を奪われました。
心の中には、悪い考え、不品行等しかないのなら、私はどんなに努力しても、心の中に湧き起こってくるものを、自分ではどうしようもないのではないかーこれは私の一部が悪いという事ではなく、私という人間そのものが悪の存在、すなわち罪であるという事を理解し始めた最初でした。
この事は罪は自分で努力してなおす様な問題ではなく、ただ赦して下さるキリストを感謝することが解決の道である事を明確にしてくれました。
御言葉メール 64
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