御言葉メール269
2007年3月24日
「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」(マタイ5の5)
このイエスの教えは、対人関係においていつも願う姿です。しかし正直に言いますと、これが本当に難しいのです。また、先にこのように告白してしまう方が、私にとって楽なのです。何故ならば、他の人から私について「あなたは、柔和な人ではない」と指摘されると、それを認める事が、自分から認めて告白するよりはるかに難しいからです。私の中には、本能的に他者から罪を指摘される事に反発する心があるのです。これでは、柔和とは程遠いといわざるを得ないでしょう。
私には、その指摘を受ける勇気がないのです。その様にして、自分が臆病である事を隠そうとします。しかし、それが臆病の特徴だとも言われます。このように柔和さとは、人との関係の中で露わになります。本当に「地を受け継ぐ」柔和な者とは、先ず「心の貧しい者」「悲しむ者」である事を教えられます。この世にあっては、自分もこの世も本当には頼りならないと絶望していなければなりません。争いの種は、ここにあります。ですからこの神以外の世と自分という三股かけたクリスチャン生活に平和がないのではないでしょうか。
御言葉メール269
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