御言葉メール272
2007年4月4日
「神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。」(創世記1の27)
最近私は、この聖句について考えさせられる機会が多い。この聖句は、まず人が神の被造物であり神ではないと教えている。それなのに人は、愚かにも何でも出来ると思い込み、ふんぞり返って今にも倒れそうになっている。次に人は、自分を輝かせるのではなく(光源を内には持たない)、神の光を反射させる時に存在価値があると教える。では、人が神の光を反射させて輝くとはどのようなことか。全く逆の例として、20世紀前半に台頭したヒットラーを見る。
彼は、障害者(ユダヤ人も)は生きる価値がない、生きるに値する者とは優れた能力を持っている者とした。彼のように能力(功利主義)で、人間を評価する価値観は、ヒットラーを賛辞するものであり、罪そのものである。そして怖いのは、私たちの周り(学校で会社で、そして家庭においてさえ)にその考えが蔓延して、他者との競争に追い立てているという現実である。更に、もっとも恐ろしいのは、教会がこの誤りに気づかずにいることである。イエス様は、むしろ盲人のバルテマイや小さな子供を御もとに引き寄せた。これが神様の価値観である
御言葉メール272
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