御言葉メール303

御言葉メール303
2007年7月21日
「あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。」（エゼキエル２８の17）
人は努力して知識や能力を身につけます。それは全て自分のためです。願う学校や仕事のために必要とされるからです。でもそれだけでは終わりません。それらを身につけると、周りの人と比べて自慢し高ぶります。
エルサレム崩壊の時、ツロという国はエルサレムを嘲り、自分の国は絶対、大丈夫だと豪語します。人が身につける知識、能力、力は自分を楽しませ自分の願いをかなえ、豊かにするためのものです。そしてツロのように自分の強さ、美しさを誇るのです。神様は人間と違って完全な知識、能力を持っておられます。その能力を人間に見せつけたり、みせびらかすために用いる事をなさいません。神様の力、知識の全ては人を愛するためです。
そのために自分の能力を全く封印して、ご自分を犠牲にする事も喜んで為さるのです。自分とはあまりの違いに、私は驚きと畏怖の念に襲われます。神様の像に造られていながら、自分の事しか考えられない者であっても、この神様の愛を知り続ける限り、神様が私を変えてくださる事を期待できるのが慰めと希望です。