御言葉メール336
2007年11月14日
「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」(マタイ5の5)
「柔和」という言葉は、ピリピ4章4節と同様に「静かな勇気、穏やかな勇気」を意味していて、本当の柔和さは本質的に勇気と関係している言葉です。最近、ある事で自分が臆病者だと知りました。「弱い犬ほどよく吠える」という言葉があります。現れ方は人によってきっと違うかもしれません。威張って強そうに振舞っていても、その本音は恐れなのかも知れません。
いつも吠えていなければ自分が壊れてしまう、弱みを見せたらつけ込まれる、馬鹿にされ、損をする、という恐れがあるからではないでしょうか。また、その様に自分が臆病であることを隠そうとするのが、臆病の特徴です。その人たちは、自分が正直であろうとする勇気がないのです。ですから自分の臆病さを見つめたり、認めたりする勇気を持てないのです。
自分の過ちを誤魔化す人は多いですが、自分の間違いや不正を何の言い訳もせずに認めれる人は稀です。人は、その罪を認めることを恐れます。人からの尊敬と自尊心を失うと思うからです。人は、柔和と勇気について勘違いをしています。その人が「柔和な人」なのです。
御言葉メール336
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