御言葉メール438
2008年11月29日
「ひとりの女がたいへん高価な香油のはいった石膏のつぼを持ってみもとに来て、食卓についておられたイエスの頭に香油を注いだ。」(マタイ26の7)
聖書の中には多くの女性が登場します。個人的に私は、石膏を割って香油をイエスの頭に注いだマリアに惹かれます。この香油はナルドの木の根からつくられた芳香性の高いもので、1グラムが1日分の労働者の賃金でした。
それが300グラムあったのです。マリアはキリストへの愛、感謝をあらわしたくて仕方がなかったのだろうと思います。キリストの言葉に聞き入っていたマリアは、これからキリストが殺される事への限りない痛みや、自分の弟ラザロを生き返らせて下さった事への感謝が心の中にあふれ返っていたのではないかと私はいつも想像します。キリストの周りには、キリストへの憎悪、裏切り、陰謀が渦巻いていました。
その人達からはマリアの行為は常識はずれとして非難されます。しかしマリアは自分がどのように思われるか、考える暇などなくキリストの事で心が満ちていたでしょう。どうぞマリアの献身と信仰に私達も倣う者であります様に。
御言葉メール438
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