御言葉メール453
2009年1月21日
「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。」(マタイ4の4)
未明にアメリカ大統領就任式があった。このニュースは全世界に希望を与えた。確かにアフリカ系の人が、世界のリーダーに選ばれたことは歴史的な出来事でしょう。オバマ氏とそのような人を選ぶ土壌のある米国民に敬意を表します。
同時に私自身は、多くの期待を彼にかけなければならない世界不況という現状を認識しているつもりです。しかし私は、少し不安を覚えます。彼に対する人々の期待が、景気回復、パンの提供という意味だけに終始することにです。しかしオバマ氏の演説は、厳しい現実でした。多くの国民が戸惑ったようです。それは、人々がパンさえ手に入れば全てが解決されるという錯覚に陥っていたからではないでしょうか。
冒頭の言葉を今本当に聴かなければならない。ある人からは、飢えていない者のきれいごと、との批判を受けるでしょう。しかしこの聖句をあえてあげました。人が生きるためにまず期待すべきは神の言葉です。パンは私たちの全てとはなりません。人は、パンを得ても神の言葉が無いなら生きられないのです。
御言葉メール453
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