御言葉メール715
2014年2月1日
「助産婦たちは神を恐れたので、神は彼女たちの家を栄えさせた。」(出エジ1:20)
ヨセフの時代にエジプトに移り住んだイスラエルの民は、エジプトの中で最も良い地を与えられ、優遇されました。それがヨセフが死に、ヨセフの事を知らない新しい王が起こり、事態は急変しました。増えてきた民はエジプトにとって脅威となり、彼らを恐れた王たちは、彼らをエジプトの奴隷としたのです。
それから約百年の間、彼らは苦しみの中にいました。 10節から14節を見ると、彼らがどんなにひどく取り扱われたかがわかります。彼らは過酷な労働を強いられました。その中で彼らは何を思ったでしょう? その上、増え広がる民を抑制するため、王はイスラエルの
民の男の赤ちゃんが生まれたら殺せ、という命令を出します。これ以上どんなひどい事があるでしょうか?
本当に神様は民を見放してしまわれたのでしょうか? 17節に、力強い「しかし」があります! そのようなマイナスだらけの状況の中で、神を恐れる者がいました。しかも女性!そして彼女たちの名前が挙げられています。シフラとプア。神様は助産婦という、一見目立たない存在の女性たちの信仰を用いて、今また歴史を大きく動かそうとしておられました。 回りの状況を見る時、自分は何もできない、お手上げだ、と考える事があるかもしれません。しかし私たちはあの助産婦たちのように、回りに流されることなく、まず第一に神様を恐れ、正しい事をする者でありたいと思います。神様はそのような者たちを祝福してくださいます。
(記:マハー満枝)