御言葉メール1117
2022年3月2日
「私は罪を犯しました。兵たちを恐れて、彼らの声に聞き従い、主の命令と、あなたのことばに背いたからです。」第1サムエル15の24
イスラエルがアマレクと戦った時の神様の命令は、すべての人、物を聖絶することでした。ところがサウル王と兵士は、小羊や牛の最も善いものを、神にいけにえを捧げる、という理由で残しておいたのです。サムエルは、いけにえを捧げること以上に、神のことばに聞き従うことこそ大事である、あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた、と告げます。
その時にサウル王がサムエルに話した事が上記のことばです。一見、悔い改めの様にみえます。しかし次にサウルは「私は罪を犯しました。しかし、どうか今は、私の民の長老とイスラエルとの前で私を立ててください。」と言うのです。神のことばに従わなかった事は悪かったが、民の前での面子は立てて欲しい。
聖絶に現わされた神は、サウルの少しの罪も暴かれる。しかしまた聖絶に現わされた神は十字架の神であります。一点も見逃さなかった罪を、十字架で完全に裁かれ、完全に赦す神です。この神がサウルを取り扱われている事を、残念ながらサウルは信じれなかった。サウルのこれからの歩みがそれを教えるのではないでしょうか。