金沢聖書バプテスト教会

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御言葉メール1132

投稿日:

みことば1132

2022年6月18日

「こうして彼らがステパノに石を投げつけていると、ステパノは主を呼んで言った。『主イエスよ、私の霊をお受けください。』そして、ひざまづいて大声で叫んだ。『主よ、この罪を彼らに負わせないでください。』こう言って、彼は眠りについた。」(使徒の働き7章59-60節)

ステパノは、ペンテコステ以降信者が急増した初代教会で、使徒たちだけでは担いきれなくなった奉仕のために特別に選ばれた7人の中のひとりであった(6章1-6節)。
彼は信仰と聖霊に満ち、知恵と御霊によって語ったが、不当に捕らえられ、法廷に引かれて行った(9-14節)。

その最期は壮絶であった。
法廷でステパノは歴史を振り返り、先祖たちの罪と、キリストを退けたユダヤ人たちの罪を指摘した(7章2-53節)。
ユダヤ人たちはそれをはらわたが煮え返る思いで聞き、ついに大声で叫びながら耳をおおい、一斉にステパノに向かって殺到し、石を投げつけ殺したのである(54-58節)。
その時ステパノは聖霊に満たされ、天の神の栄光と、神の右に立たれるイエスを見上げていた。

上記のステパノの言葉はまさに、十字架上のイエスの姿を思わせる。
彼は最期の最後に、罪人たちのためにとりなしをしたのである。
私はここに、罪人の憎悪の激しさと、彼らの見苦しいまでの反抗を見るとともに、それとは対照的な、死に際にあっても揺らぐことのないキリスト者の平安と、御霊による勝利を見るのである。

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