御言葉メール 83
2005年 5月18日
「あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。」(マタイ20の26)
現代人は、「従うか、従わせるか」という関係で人間関係を持っているといえます。
このような関係は、対等の人間同士とはいえないのではないでしょうか。教会においては、神の前にみな平等であり、万人祭司の原則が正しいあり方と信じます。しかし現実に教会内において対等の関係を築いているでしょうか。牧師が、このように言うのもおかしな話です。
「今さら何を!」と思われるかも知れません。しかし、教会の人間関係にギクシャクしたり窮屈さを感じないでしょうか。それは、思い通りに行かない苛立ちや反対意見や自分の気に入らない他の人の行動や態度に不快感を感じるからではないでしょうか。
この思いは、人を支配したり、偉くなりたいとの思いがさせるのです。教会は、他の人だけでなく、自分も同じ罪人であることを認めた者たちの集まりです。その聖書の教えが忘れ去られた時、牧師も含めてクリスチャン同士の間で、
自分の意見を聞く人、聞かない人、従うべき人と従わせる人という人間関係ができてしまいます。私たちが、主と告白するイエス様は、どのような時にも決して、私たちの支配者とはなられませんでした。私たちもそうありたいです。
御言葉メール 83
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