御言葉メール277
2007年4月21日
「神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。」(創世記1の27)
今週月曜日に〔野の花セミナー(私たちの交わりのある諸教会の障がい者伝道)〕と総会に出席しました。そのセミナーのテーマは、〔障がい者伝道神学の構築〕でした。3人の講師による発題講演がありました。そこでいつも挙げられる聖句が、冒頭の言葉です。この聖句は、創造主なる神を自分の権威者とすべきことを宣言した言葉です。しかし同時に、この高らかな宣言は、人々の間で軽んじられ、無視されていないでしょうか。
私たち人間は、絶対に神になれない被造物であるにも拘らず、何でも出来ると思い込んで、自分の思い通りにならなと、すぐ怒り出します。またこのように自分を神の立場に置く(神を恐れない)という事は、自分が中心となるので、能力や功績によって人を評価することに繋がります。ある日本の牧師がドイツのベーテルという障がい者施設を訪問したときのことを話しておりました。この施設には、ナチスヒットラーの時代に、この聖書の言葉の通りに信じ、重度の障害者を命がけで守った歴史があるそうです。彼らにとって障がい者は、〔ベーテルの宝〕ものなのです。
御言葉メール277
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