御言葉メール434
2008年11月15日
「ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。・・・御霊に満たされなさい。」(エペソ5の17,18)
先日、仕事で父親から叱られムシャクシャしていたので誰でもよいから殺したかった、という青年が逮捕されました。車で若い銀行員をひき殺したのです。イライラする、ムシャクシャする思いを他者を破壊する事で静めようとします。
自分の気を晴らすためには人の事など考えられない、これは個人主義の行き着く先でしょう。信仰の立場は違いますが、宮平望という方の著書に、哲学者チャールズ・テイラーの考えを取り上げて解説している箇所があります。チャールズ・テイラーは現代社会の病弊の一つに個人主義をあげています。
自分に関心を集中させる事によって、生きる目的や生きがいを探求する意識を喪失していく、また、他者の事まで考える余裕を失って自分自身の世界を狭めていくー聖書の神は、自分ではなく聖霊に満たされなさい、と勧めます。具体的には主の御心が何であるかを知る、それは私達の思いを自分自身から開放し、自分の心を律する力を与えます。
御言葉メール434
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