御言葉メール435
2008年11月19日
「もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた金の像を拝むこともしません。」(ダニエル3の18)
日本人には「抵抗権」という言葉はあまり馴染まないかもしれません。君主に忠を尽くすというのが美徳とされたきた長い歴史があるからでしょうか。更に、キリスト教的精神と馴染まないと考えられているのがこの「抵抗権」だろうと思います。
そしてこの『抵抗権』という言葉は、聖書に直接出てきません。しかし聖書には、信仰姿勢を表明する為に時の権力者に抵抗した例がかなりあります。ダニエルは、聖書の神ヤハウェだけを神として、他に何者も神としてはならない、また拝んではならない、仕えてはならないという十戒を守るために、バビロンの王ネブカデネザルの像を拝みませんでした。
彼はこの神だけを礼拝し仕えるという事を王の命令であっても止めませんでした。このように彼は、律法違反を強制する命令に対して抵抗しました。ペテロとヨハネは「神に聞き従うよりも、あなた方に聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい」「人間に従うよりは、神に従うべきである」と告白したのです。
御言葉メール435
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